先月のはじめくらい、顔の右ほほのあたりがなんだかちくちくするな、とおもっていたら、次の日くらいにそこがだんだん腫れはじめて、直径2センチくらいの範囲にわたってひどくただれたみたいになってしまった。「お岩さん」 のできものみたいな、といえばわかりやすいでしょうか。あれほどまでにひどくはないけど。
とはいってもそんなにぼくはおどろいたりはしなかったので、つまりときどき、2年にいっかいくらい、いつもおなじばしょに、そういうできものができるのです。だからどちらかというと、しんぱいするというよりは、ああ、またか、と、やや憮然としたきもちになった。その患部はさわっただけでいたくて、夜ねるとき寝返りもうてないくらいなのです。それにみためもちょっと異様なふんいきになる。一見、ひどいすりきずのようにもみえるので、けんかしてはりたおされたのではないかとか、よっぱらって階段からおちたのかとか、いろいろしんぱいされる。じぶんがひとからふだんどんなふうにみられているのかよくわかる瞬間である。
はじめてできたのは中学校3年生の、ちょうど高校の入学試験がおわったころで、皮膚科の医者にみせたら、これは
「ヘルペス」 というものらしい。ふつうはくちびるのまわりにできやすいものなのだけれど、ぼくのように顔のいちぶぶんにできることもある。これは、こどもがよくかかる 「みずぼうそう 」 とか、皇太子の嫁の雅子さんがまえにかかった 「帯状疱疹」 もこのヘルペスの一種なのだけど、つまりウィルスがひきおこす皮膚炎みたいなものらしい。
このヘルペスウィルスは、いちどかかると、なおってもからだの神経のあたりにずっと居残ってしまう。で、ふだんはなんともないのだけど、つかれたりストレスがたまったりしてからだの抵抗力がおちると、ふたたびわあーっとでてきて、皮膚に炎症をつくってしまうのだ。だからこれができるときはたいていなにかですごくいそがしくってへとへとになっていることがおおいので、よけいにいらだたしいものです。ウィルス性のものだからあまりひとにもあえない。うっかりヘルペスをさわった手でひとにふれたりすると感染するおそれがあるから。
とはいってもつまりは 「みずぼうそう」 なので、だいたいのおとなのひとはこのウィルスをからだのなかにもっているそうです。ひとによって症状がでやすいひととでにくいひとはいるみたいだけれど。それにやたらにいじったりしなければ、ほうっておいても2週間もすればなおってしまう。でも2週間もがまんするのはいかにもうっとうしいので、かかったらなるべくはやく皮膚科にいけばよいです。ヘルペスの特効薬 (のみくすりとぬりくすり) があるので、それでずいぶんとなおりがはやくなる。
ぼくのばあい、先月のヘルペスは1週間くらいでおさまりましたけど、その直後に風邪でずうっとねこんでしまって、いまおもえばずいぶんつかれていたのだなあ、と、じぶんがよわっているときの、からだからの警告なのかもしれないです。運動もなまけぎみだったし。ちゃんとふだんからからだを丈夫にしておかないといけない。
いまの農林水産大臣の赤城さんが、このあいだ記者会見で顔におおきな絆創膏をはっていて、「皮膚がよわいのでかぶれた」 といっていたけれど、もしかしたらこのヘルペスかもしれないとおもった。だとしたら、大臣、あなたそうとうストレスたまっているので、ちょっとやすんだほうがいいかもしれないですよ。
- 2007/07/20(金) 01:25:55|
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