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<title>囈語 divagations</title>
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<description>ひとりごとは、空気のなかに消えてしまって二度と取りもどせない</description>
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<title>替え歌</title>
<description> フランス歌手のクロード・フランソワのことをしらべていて、英語のウィキペディアをみたら、「『マイ・ウェイ』 のオリジナルを歌った人」 というふうに紹介されていておかしかった。「マイ・ウェイ」 は、英語ではフランク・シナトラがうたって、日本では布施明がゆうめいだけど、どちらも、じんせいの終わりにさしかかったお年寄りが、いろいろあったけど、おれはずっとおれのやりかたでやってきた、わがじんせいに一片の悔いな
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<![CDATA[ フランス歌手のクロード・フランソワのことをしらべていて、<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Claude_Fran%C3%A7ois" target="_blank" title="英語のウィキペディアをみたら">英語のウィキペディアをみたら</a>、「『マイ・ウェイ』 のオリジナルを歌った人」 というふうに紹介されていておかしかった。<br /><br />「マイ・ウェイ」 は、英語ではフランク・シナトラがうたって、日本では布施明がゆうめいだけど、どちらも、じんせいの終わりにさしかかったお年寄りが、いろいろあったけど、おれはずっとおれのやりかたでやってきた、わがじんせいに一片の悔いなし、と述懐するないようである。<a href="http://www.youtube.com/watch?v=6E2hYDIFDIU" target="_blank" title="シナトラのヴァージョンはこちら">シナトラのヴァージョンはこちら</a>。名曲である。名曲なのだが、クロード・フランソワのうたったオリジナルの  「コム・ダビチュード」 Comme d'habitude は、歌詞のいみはぜんぜんちがうのである （Comme d'habitude とは、「いつものように」 といういみ）。<a href="http://www.youtube.com/watch?v=AQUq2w6_Rhw&feature=related" target="_blank" title="この歌">この歌</a>です。<br /><br /><blockquote><p>Je me lève / Et je te bouscule / Tu ne te réveilles pas / Comme d'habitude<br />Sur toi / Je remonte le drap / J'ai peur que tu aies froid / Comme d'habitude<br />Ma main / Caresse tes cheveux / Presque malgré moi / Comme d'habitude<br />Mais toi / Tu me tournes le dos / Comme d'habitude<br /><br />Alors / Je m'habille très vite / Je sors de la chambre / Comme d'habitude<br />Tout seul / Je bois mon café / Je suis en retard / Comme d'habitude<br />Sans bruit / Je quitte la maison / Tout est gris dehors / Comme d'habitude<br />J'ai froid / Je relève mon col / Comme d'habitude<br /><br />目が覚めて、きみを揺する。きみは目覚めない。いつものように。<br />きみのうえに、ふとんをかける。さむくないように。いつものように。<br />手で、きみの髪をなでる。無意識に。いつものように。<br />でもきみは、背をむける。いつものように。<br /><br />それから、いそいで着替えて、部屋を出る。いつものように。<br />ひとりで、コーヒーをのむ。もう遅刻だ。いつものように。<br />しずかに、家をでる。なにもかも灰色だ。いつものように。<br />寒くて、襟を立てる。いつものように。</p></blockquote><br /><br />って、まるでフランス語初学者のための例文集みたいにかんたんな歌詞だけど、つまりこれは、もうすっかりさめてしまった （でも片方にはまだ未練がある） カップルのうたなのですね。伴奏がやたら威勢がいいからなんだかしみじみいいうたのようにおもえてしまうが、じつはかなしいうたなのだ。<br /><br />そういうふうに、ある歌が外国につたわって、しらないうちにぜんぜんべつのイメージになってしまうことってよくある。ようするに替え歌である。しかもそっちの替え歌のほうが、国民的にゆうめいになってしまうと、もとのうたのほうが、なんだかへんなの、なんて印象になりかねない。<br /><br />日本でいちばんゆうめいなのが 「蛍の光」 であろう。あれはもともとスコットランドの 「オールド・ラング・ザイン」 という民謡で、むかしのともだちにひさしぶりに会って、なつかしいなー今夜はもう一晩じゅう飲もうぜ！ といううれしい歌なのである （<a href="http://www.youtube.com/watch?v=acxnmaVTlZA" target="_blank" title="スコットランドの方言をいかした歌詞つきのうたがこれ">スコットランドの方言をいかした歌詞つきのうたがこれ</a>）。日本では卒業式に歌われるからお別れのイメージがあるが、もとの歌はまったく逆なのだ。だから居酒屋なんかで閉店時間に早くかえれとばかりに蛍の光がながれるのは、英国人には理解できないかもしれない。よく英語の映画をみていると、大晦日から元日になる１２時にカウントダウンをして、年が明けるとどうじに 「オールド・ラング・ザイン」 を大合唱するシーンがあるけど、それはお正月にむかしのともだちがたくさんあつまるからである。ちなみに、ぼくはまだいあわせたことはないのだが、フランスではここでそばにいるひとにだれかれかまわずキスしてよい、というきまりがあるらしい。こんどフランスで年を越してみようとおもう。 ]]>
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<dc:subject>音楽</dc:subject>
<dc:date>2009-11-21T16:56:46+09:00</dc:date>
<dc:creator>eiju</dc:creator>
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